ヨガ教師でいること

今年で4年目になるヨガフェスタで、「セルフプラクティス&クラスデザイン」というクラスを担当した。自分に合ったヨガの練習をどう続けるか?それをどう生活に活かすか?ヨガ指導する際のクラス作りや方法はどうしたらいいか等を取り上げる新しい試みだった。座学とは言え、 参加者からたくさんの質問が飛び交い、熱意がひしひしと伝わる貴重な時間だった。

この数年のヨガブームで、あらゆる流派のヨガが様々なスタジオで受けられるようになり、それに関するメディア情報も豊かなこの時代にヨガに出会う人たちは、比較的恵まれた環境にいると思う。当然のことながら全国的にヨガのインストラクターが急増している。それに伴い、セルフ・プラクティスはおろか、何をどのように指導したらいいのか戸惑っているヨガ教師が増えているのは自然の成り行きだろう。

ヨガ教師だからと言って、誰もが抱えている情報社会、競争社会のストレスから無縁ではいられるわけがない。解剖生理からヨガ哲学を含めた知識を一通り勉強し、常に自分自身の向上に努めなくてはならない。自分自身の中で消化したり、生活の中で吸収したりする暇もなく、1つのスタジオや先生から次のところへと駆けずり回り、トレーニングを終了していかなければならない現実もある。

しかし、私たちがヨガをしていて真に求めているものは、心の安らぎとそこから生まれる生命への愛や信頼ではないだろうか。心の安らぎは、ヨガのテクニックや知識をどんなに急いで吸収しても得られるものではない。それは何かを終了することで得るものではなく、今ここで起きていることを十分に体験する時間を持ってあげることと、そのことに対し自分がどう関わっていくのかという心のあり方のことだからだ。

Yoga of Lifeで行う集中コースは、あくまでも基本的なヨガの活かし方を学ぶだけのこと。それで何かが終了するのではなく、むしろ、そこから日々の実践が始まるのだと思う。その為の実践を体験を通して深められる場を、ドロップインのクラスを中心に提供し続ける努力をしていき たいと思う。今月から始まるテーマを決めたベーシックのクラスは、その新しい試みだ。

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