人生は短い?

今年ももう2週間足らず。何も師走に限ったことではないが、歳を重ねるごとに年月の流れが早く感じる。このペースで過ぎて行くのかと、残りの人生に目を向けると、時間がとても大切に感じられる。この感覚がつきまとい、日頃から自分を急かすかのように「人生は短い」とつぶやいていた。

それが、先日、1歳8ヶ月になる自分の子供と遊んでいたら、何だか突然に、その感覚が違ってきた。これからこの子が歩んでいくだろう限りない程に多くの体験を想像していたら、思わず「人生って長いなー」とつぶやいていた。

でも、本人はそんな時間の長さを知るわけもなく、よちよち歩きで得意そうにボール投げを始めたかと思ったら、小さな蜘蛛が動くのを見て急に怖がって立ちすくむ。大声で泣いたかと思ったら、次の瞬間には屈託ない笑いが響く。何てピュアーなんだろう。

人生を短く感じようが長く感じようが、現実に起きているのはこの瞬間だけ。分かっているのに、過去や未来を確かめることばかりで、この瞬間の体験から離れてしまう用心深い自分。子供は神に一番近いと誰かが言っていた。せめて、この子と共に時間を過ごすことで、自分の中の神にもう少し近づきたいと思う。

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