プレスポイント①

「クリパル・エクスプレス」Vol. 12(2008.01.17発行)より抜粋

プレスポイントとは、ポーズを習う時に、どこに力を入れたらいいのかを示してくれるポイントです。力を入れる箇所が分かれば、自ずとそれ以外の箇所は、力を入れなくてもいいことが分かってきますから、こんな便利なものはありません。そのことで、無駄に力むことなく、少ない力で体のアライメントを整え、大きく体を開き安定させることができるのです。

結果的に、大きく開かれた体には呼吸が自然と深まり安定してきます。しかも、プレスポイントは、それ自体が心をフォーカスさせるポイントであることと、深まった呼吸の流れによって、さらに注意が体の内面に導かれるので、心を深く集中させ安定させてくれます。

プレスポイントは、そのほとんどが、手先や足先、頭頂部や尾骨など体の末端にあります。これは、力(エネルギー)の方向性を中心から外(末端)へ向けていくためのものだからです。例えば、両腕を肩の高さに横に広げ、右手先と左手先をプレスポイントとして力を入れて伸ばします。すると、外へ向かって胸の中心が開かれることで、自分の体の内部に中心を実感することができます。この中心感覚こそが、肉体面ばかりでなく心理的にも自分自身への安定感や自信へと繋がっていくのです。

全身にはいくつかのプレスポイントがありますが、その数はさほど多くはなく、動きの方向によって、使われるプレスポイントが決まってきます。したがって、ある程度の基礎が分かれば、あらゆるポーズに応用できるばかりか、日常生活での体の使い方にもとても役立ちます。

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