オーム

クリパルヨガに限らず他のヨガを受けていても、クラス中によく耳にする言葉があります。聞いたことのないサンスクリット語から、英語だけど、どういう意味で使われているのかよくわからないものまで、これから少しづつ取り上げていきます。
ちなみに、生徒に「ちを向けて」ってどういう意味ですか?とよく聞かれるのですが、これは、自分では、「注意を向けて」と言っているつもりが、「ち」にしか発音できていないという発音間違いをしているだけです。分かっていながら治せない、、、ヨガ教師としてちょっと恥ずかしい…

そこで、まず、最初にヨガの初心者によく聞かれる質問「オームって何ですか?」から始めます。

クラスの最初や最後に唱えますが、これは初めての人には、ちょっとうさんくさいかもしれません。この音の出す波動は、脳波にいい影響を与えることが科学的に実証されていて、静かで落ち着いた心理状態を誘発します。だから、ヨガを始める前に、オームを唱えることで心を静めたり、ヨガをした後に得られるリラックスした波動を、感謝の気持ちを込めて、クラスの皆と共有するように唱えるのです。

オームは、聖なる宇宙の音を表現したものだと言われています。風の音、川の流れる音、波の音など、自然界には、何かと何かが接して摩擦が起きたり、ぶつかり合ったりするときに、大きな音から小さな音までいろいろな音が生じます。オームとは、それらのすべての音のベースになっている音です。皆さんも、ゴォー、ヒュー、ワォー、ブーンといった自然界の音の中に、オームという響きがあることを聴き取ってみてください。私たちの存在奥深くは、宇宙のすべてのものと繋がっていると言われています。ヨガでは、オームという神聖な音を発することで、宇宙の源の波動と私たち自身を同調していくのです。

オームを発する時は、お腹の奥深くの丹田から出すことをお勧めします。しかし、声が大きく長くなくてはならないと思わないでください。その日、その時の自分の心身の状態によって、体から発せられる音の大きさや質は違うものです。むしろ、音を発することで、その時の心身の状態を確認するようにしたらいいのです。

ヨガが終わる頃には、誰でもある程度の解放感や静けさを感じるでしょう。そしたら、その解放感や静けさを感じながら唱えてください。大切なことは、この音を発することでその波動を体で感じ取ることです。この言葉の意味は何だろうかとか、理屈で考えたり疑いの念を抱いたりしながら唱えては、感じることはできません。まずは、やってみることです。

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