シェアリング

クリパルヨガの多くのワークショップや集中コースではシェアリングという機会があります。シェアリングとは、自分たちの体験を分かち合いことで相互に理解し合うコミュニケーションの方法です。

ヨガや瞑想で興味深いことを体験しながらも、その印象が曖昧だったり、断片的だったりで、記憶に残らないことが多々あります。シェアリングは、そうした体験をあえて少しづつ言葉にすることで、自分の意識にはっきりと印象づける作業です。また、シェアリングで他者の体験を聞かせてもらうと、自分と同じような体験をしていることを知って、ほっとしたり共感したりすることがあるでしょう。

しかし、ヨガの最中に起きる自分の体験をどのように解釈するかは、あくまでも「自分」という主観的な枠の中で限定されるので、他者は自分とはまったく正反対の体験や解釈をすることも多々あります。シェアリングによって、自分の体験だけでなく他者の体験を聞かせてもらうことで、私たちの主観的な体験は各個人の限定されたものであることを理解させてくれます。また、他者の体験を認め合うことで、広い視野から自他について学ぶとてもいい機会にもなります。さらに、他者のシェアから刺激を受け「次回同じことをしたら、自分にもあの人と同じような体験が起きるかも…」と思い始めることさえあります。

このように、シェアリングは、あくまでも自分の中で起きたことや、起きるかもしれない可能性に意識を向ける手段であり、同時に他者を尊重し理解するためのコミュニケーションの手段です。いわゆる自分の正当性を議論するために意見を述べたり、上手で論理的な説明で相手を説得したりすることとは明らかに異なった目的があるのです。

クリパルヨガのワークショップなどを受ける機会があれば、ぜひ、このシェアリングを含めて楽しんでみてください。

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